新潟記念 2020|荒れてきた馬場への適性から見た穴馬は?

ディーです。2歳戦が始まって久しいですが、新種牡馬、新勢力の台頭は時代の変化を予感させますね。今年の注目新種牡馬はリオンディーズ!現役の頃は2戦目でまさか朝日杯での好走はないだろう、、、と偏見をもってかかって馬券を外した記憶がまだ新しいです(苦い思い出)。今年の期待馬の中から早くも親子制覇なるか、楽しみですね。

さて、では今週の予想にいきましょう。今週は新潟記念を予想します。新潟は開催が進んできて、開幕した頃よりは時計がかかるようになってきているかな、という印象を受けます。それが例年通りなのか?その分析結果を踏まえて、しっかり予想していきたいと思います。

記事のアウトライン

この記事では大きく4点について記載しています。

  • 馬場分析 〜今の馬場はどんな馬場?
  • 適性分析① 〜人気馬の堅実度は?
  • 適性分析② 〜食い込みが期待できそうな穴馬は?
  • 各馬の優先順位づけとまとめ


馬場分析

今の馬場はどんな馬場?


まずは新潟競馬場の馬場状態を見ていきます。冒頭に触れた通り、開催を重ねていますので、若干馬場状態が落ちてきているなと感じていました。1400mLクラスでいくら内回りでも34秒台後半の上がりで決着したレースがあったからです(以下表の1行目黄色マーカー)。

今年は開催が例年と若干異なることもあり、例年との比較をするために新潟記念の前週に開催されている短めの距離のレース(展開影響が少ない)2レースを参考にしました。表をご覧ください(2020年…黄色マーカー、2019年…水色マーカー、2018年…マーカーなし)。

2018-2020年の新潟記念前週に開催された参考レースの時計比較

結論から言うと、私の想定とは裏腹に例年通りの馬場とみて問題ありませんでした。朱鷺Sは上がりこそ展開影響(前後3Fの差が3.7秒!)を受けて34.8ですが、全体時計は前年とほぼ変わりません。五頭連峰特別はむしろ時計が速いように見えますが、過去2年があまりの後傾ラップですので全体時計が若干異なるのは誤差の範囲と見て良いと思います。

となると、気になるのは今年の時計ですよね。そこで2017年から2019年までの3年間の時計を見てみます。

過去3年間の新潟記念 時計比較

見ての通り、1分57秒台、上がり33秒台の決着になっています。唯一2017年はレースのラップが非常に締まっているレースでした(12.9 – 10.9 – 11.4 – 11.7 – 12.1 – 12.3 – 12.0 – 11.4 – 11.2 – 12.0のレースラップで、一番緩んで12.3。息が入らない)。この時、勝ち馬の騎乗は秋山騎手でしたが、まさか新潟記念でこんなレース展開を作るなんて、と驚いたのを覚えています。

例年はある程度中間が緩んで、上がり勝負になる形。その分、全体時計はある程度出るものの、上がりがあれば勝負になるというのが例年です。反対に、上がりのない馬は、先行してレースラップを締めてくれるような好騎乗が必要。そういったファインプレーを見せてくれる騎手がいると面白いですが、そこは不確定要素でしかないので、まずは全体時計が新潟や小倉等の野芝開催で1分57秒台、または他の競馬場で1分58秒台前半くらいあって、上がりをしっかり出せる馬、を選びたいと思います。

適性分析①

人気馬の堅実度は?


次に人気馬の今の馬場への適性を見ていきます。人気馬はnetkeiba.comの予想オッズ上位4頭です。普段は、人気馬は上位3頭を中心に見ていますが、記事を書いている金曜23:30時点で、3番人気と4番人気の差がほとんどありませんので、4番人気まで含めて人気馬とします。

  • ジナンボー
  • ブラヴァス
  • ピースワンパラディ
  • ワーケア

ジナンボー

昨年の2着馬。上がりがものすごく切れる、というタイプではないですが、バランスよく順当に対応するタイプ。2走前の大阪杯は掲示板外ではありつつもG1で0.5差6着、3走前の小倉大賞典では0.3差3着といずれも時計がかかる馬場、上がりのかかる馬場で好走しており、本質的には上がりがかかる馬場の方が合っているように思います。ただ、時計勝負がからっきしというわけではなく、位置を取りにいけるのが同馬の強みですので、先行して33秒台後半、34秒台前半の「それなり」の脚で残るパターンは今年も要注意です。

なお、前走が一見不可解に思えるような負け方をしていますが、重馬場が合わなかったのでななく、ゲートで遊んでしまって位置どりが想定より後ろになった、大外を回るしかなく結果に響いた、とレース後に騎手からコメントが出ています。今回はまた先行するでしょう。前走のせいで評価を下げる必要はないように思います。

ブラヴァス

3走前に阪神3勝クラスで2.00.1(33.8)の走破時計で勝ち上がりました。2走前の小倉大賞典が1.58.9 (35.0)4着、前走の七夕賞が2.02.7 (37.2)2着。この履歴を見ただけでも時計のかかる馬場の方が良いのではと推察できます。同馬の全4勝がすべて時計のかかる馬場でのものでした(阪神2勝、札幌1勝、京都でも1勝していますが、この時の上がりが37.7)。

この2000mという条件を見ると、最も自身の走破時計が速いのが2走前なわけですが、それでも4着とわずかに負けています。少し評価しづらいですが、3走前と4走前に33秒台の末脚をつかって好走している点は今回の馬場を見た時に見逃せません。

レース運びからしてもジナンボー同様に先行して粘りこみを図るはずなので見限れないのですが、軸にするにはちょっと信頼をおきにくいです。

ピースワンパラディ

2走前が東京で稍重ながら1.33.2 (33.5)で1着としており、時計勝負への片鱗を感じます。上がりも堅実で、ほとんどのレースで32〜33秒台を使っています。このあたり、陣営も積極的に直線の長いレースしか使っていないところに強い意図を感じます。

前走が初重賞挑戦で馬場の問題はあれど7着に破れていて、若干人気がないのかなという印象を受けます。しかし、前走は不良馬場で、東京ながら前から決まるレースでした。そんな中を全体で2番目に速い上がりを使って7着まで追い込んできているのは、むしろよく走っているという印象です。他の人気馬がなんらか時計勝負に死角(不安)を抱えているため、非常に魅力的に写ります。

不安らしい不安をあげるとしたら、近走が稍重かそれより悪い馬場でレースすることが多く、全体時計を求められる経験が極端に少ないところですね。全体時計が案外という可能性はないわけではないので、念頭にいれて優先順位をつける必要があります。

ワーケア

前走が日本ダービーですね。これまで重賞を何度も好走しています。が、肝心のダービーは勝ち馬から1.0秒差8着と凡走。

新馬戦、デビュー2走目と馬場が悪い中でも上がり33秒台を使ってきている点で、時計勝負の方がよいタイプである可能性は十分にあります。ホープフルS、弥生賞、皐月賞と時計のかかる馬場での勝負を強いられ、ダービーは距離が長かったのである。こういった仮説は成り立つ状況にはあります。ダービーはレース上がりが34.3に対して、同馬の上がりが34.8と完全に脚があがってしまっていますから、距離が長いというのはありうる話です。

その仮説を支持するだけのオッズとのバランスがあるか、その1点な馬な気がしますね。私は(金曜23:30時点で)1番人気というのは理解はできますが、ちょっと不安があります。


続けて、穴馬の適性分析に入ります。

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